Category: 施工系

打ち継ぎ

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学生時代に丹下健三を学んで、実際に見に行ったのは「東京カテドラル」。外観が大変特徴的な建物ですが、中に入ってみるとトップライトから漏れる光の感じがとても印象的でした。
しりとりは丹下健三の『う』ということで『打ち継ぎ』です。

鉄筋コンクリート造は、鉄筋を組んだ後に型枠を組み立てて、その中にコンクリートを打設していきます。
出来る限りコンクリートは一度の打設で完了するのが一番ですが、大規模の建物や急な天候の変化により何回かに分けて行う必要が出て来ます。これをコンクリートの「打ち継ぎ」といいます。
打ち継ぎ部分は、一度硬まったコンクリートに生のコンクリートを打設する為完全な一体化が計りにくいと言われています。[※一体化しない継ぎ目のことをコールドジョイントといいます]
そのため、地震や荷重がかかった時の最大の弱点になるので、打ち継ぎの作業は比較的に加わる力が小さい所で慎重に行わなければなりません。

次は『打ち継ぎ』の『ぎ』です。

打ち継ぎ

By , 2011年12月14日

豆板

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そういえば金丸さん、最近iPhone4Sに変えたそうですね!スマートフォンは憧れるけど、自分は機械音痴なので手にすることは随分先になるでしょう・・・
えっと、しりとりはスマートフォン・・ではなく、居間の『ま』ですね。久しぶりの施工系で『豆板』にします!

豆板とは、別名:ジャンカとも呼ばれるコンクリートの不良品です。コンクリートの品質・打ち込み・締め固め等が原因で、モルタルと粗骨材が分離し、粗骨材だけ固まったりモルタルが均等に行き渡らない状態をいいます。
この豆板が起こると粗骨材が表面に浮き出るため、外見の悪さだけでなくコンクリートの強度が出なかったり、隙間から空気や水分が入り込み中の鉄筋が錆びる原因ともなります。
以上のことから豆板はコンクリートの天敵であり、工事に関わる全ての方法が原因の1つになりかねないので充分に気を付けなければならないのです。

次は『豆板』の『た』です。

 

Broken window 1
Broken window 1 / crabchick

 

By , 2011年11月30日

テラゾー

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え・・寺社建築て金物使っているんですか・・・?なんかショックです笑。何回か継ぎ手・仕口部分を作ったことはありますが、あの木材同士がピッタリとはまる瞬間は良いですよね。
『て』ということで、『テラゾー』です。

テラゾーとは、人造大理石の別名です。大理石を粉砕して出来たかけらや粉などを白いセメント等で固めた加工石。
天然石を混ぜるのでデザイン性にも優れており内装材などにも使用されるテラゾーですが、セメントを使用するため施工現場で形に合わせて作れるので人気が高いそうです。
最近キッチンカウンター・洗面台などにも用いられる人工大理石とは異なり、本物の大理石を含んでいるためメンテナンスが必要になることもあるそうです。
※人工大理石:アクリル樹脂やポリエステル樹脂を主成分とした大理石の代わりに作られた人工素材。大理石の成分は一切入っていない。

次は『テラゾー』の『ぞ』です!

glass.terrazzo
glass.terrazzo / orphanjones

By , 2011年10月30日

継手

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茶室は僕も好きですね。障子一枚で外と内を分けていて、外の気配を感じることができる空間って、日本人の美学を表現しているように思います。さて、『つ』ということで、『継手』で。

木材相互の組み合わせ方法の一種で、長さを増すために、材を継ぎ足す部分。
日本の木造の歴史は、1,000年以上。法隆寺は1,300年前に建造され、まだまだ現役バリバリ。その長寿命建築を実現できているのは、継手や仕口という職人の技術。木とともに暮らし、木の性質を知り尽くしている日本人の知恵が集約された芸術作品。その美しさには感動します。
また、「日本の社寺建築は、継手と仕口だけで組み合わされ、釘は使われていない」と言う人がいますが、それは嘘です。実は、結構釘で留めているみたいです。

つぎは『継手』の『て』です。

 
By , 2011年10月26日

ルーフィング

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ヘルシンキの建築物は、アールヌーボーがよく取り入れられていたそうですね。またこの辺の内容もうんちくに書けたらいいなぁ。(勉強不足で内容が薄いかも知れませんが)
しりとりは『る』ということですが・・・中々説明できそうな単語がなくなってきましたね。なんとか絞り出して『ルーフィング』。

ルーフィングとは住宅などの屋根の部分に用いられる材料(屋根葺き)で、雨水や湿気から屋根を守る役割を担います。
住宅の屋根には瓦や化粧スレートなどが用いられますが、それだけだと雨などが降った時に隙間から浸透して漏れてしまう場合があります。その為、瓦などの屋根材を葺く前にルーフィング材を敷いて浸透してきた雨水を防ぎます。
ルーフィング材の中でも、フェルト状の原紙にアスファルトをしみこませたアスファルトルーフィングが多く用いられています。

次は『ルーフィング』の『グ』でお願い致します。

By , 2011年9月28日

水セメント比

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もう100回ですか!なんかあっという間だ・・・でも、いつかオリジナルの建築用語集みたいになるといいですよね。
『み』ということで今回は『水セメント比』です。

コンクリートは圧縮力に強いと言われていますが、コンクリートの圧縮強度は水セメント比で大きく左右されます。
この水セメント比とは、骨材同士をくっつけている「セメントペーストの中の水分量」と「セメント」との質量比を指します。(水セメント比=水÷セメント×100 で算出出来ます)
この比が小さくなるほど圧縮強度は大きくなります。反対に比が大きくなればなるほど、強度や耐久性・感想による収縮性などに好ましくない影響を与えるので圧縮強度が弱くなるのです。
ちなみに以前出てきたコンクリートの中性化も、水セメント比が小さいと防ぎやすくなるそうです。

次は『水セメント比』の『ひ』です。

By , 2011年8月30日

塗膜防水

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私はあまり荷物がない方なのでウォークインクローゼットの分は居室の面積で欲しい派なのですが、一般的に女性の方ですとお部屋探しの時にウォークインクローゼットがあるとだいぶお部屋の価値があがるのではないでしょうか?
『と』は本当に登場回数が多い!尽きてしまいそうで心配です。さて、しりとりは『塗膜防水』で。

鉄筋コンクリート造は、木造の屋根とは違いほぼ水平な屋根ですよね。(陸屋根といいます) この陸屋根だけだと防水性は無いので放っておくと雨水が浸入してきてしまいます。
ですので陸屋根にはコンクリート表面に不透水性皮膜を形成するメンブレン防水がかかせません。
前置きが長くなってしまいましたが、そのメンブレン防水でも何種類かございまして今回の「塗膜防水」もその一つです。
塗膜防水とは、液体状の屋根用塗膜防水材(合成樹脂・合成ゴム系のもの)を1回~数回吹き付けるかハケやローラーなどで塗ることで仕上がります。
他の防水方法と比べると、やや耐候性が劣るそうですが継ぎ目がないので防水性の信頼度が高く、複雑な形状にも対応出来るという特徴があります。

次は『塗膜防水』の『い』です。

By , 2011年8月25日

異形棒鋼(異形鉄筋)

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環境・状況に応じてコンクリートを上手く打設できるようにセメントの種類やらコンクリートの種類やら混和剤など色々ありますよね。全て把握し切れていないので上手く説明できないのですが・・・いやはや勉強不足ですみません。
しりとりは『い』ということで『異形棒鋼』。「異形鉄筋」のが分かりやすいのですが、それじゃあしりとりが終わってしまいますからね。

通常鉄筋と言いますと断面が円形の鋼材(丸鋼)が有名ですが、現在の鉄筋コンクリート工事では表面に凹凸のある異形棒鋼が一般的に使用されています。
異形棒鋼には軸方向の突起(リブ)と軸方向以外のたくさんの突起(節)がついているので、コンクリートへの付着強度に優れています。(つるつるした丸鋼より凸凹の異形棒鋼の方がコンクリートにひっかかって抜けにくいですものね)
ちなみに異形棒鋼はD6~D51まで13種類の呼び方があります。Dのあとの数字は直径の寸法を四捨五入して整数にしたものだそうですよ。(※例:公称直径が9.53mmの異形棒鋼の呼び方→D10)

次は『異形棒鋼』の『う』です。
そういえば書きたい用語があっても終わりが『ん』の場合だとなんか勿体ないですよね・・・なにかいい手はないものか。

 

Rebar
Rebar / brockamer

By , 2011年8月23日

リベット接合

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日本の建築家とされる人達の作品を見てると、簡単にスケッチ出来そうなくらいシンプルでも実際作れるとは思わない形の建物ばかりですね・・・やっぱり頭の作りと想像力が違うんでしょうか。
『り』ということで真っ先に思い浮かんだ『リベット接合』です。

鋼材をボルトで接合する際には以前紹介しました通り、インパクトレンチでボルトを締めて接合します。しかし鋼材の機械的な接合の中にはボルトを閉めないものもあります。それがリベット接合なのです。
リベット接合の方法としては、鋼材に穴を開けて赤く柔らかくなるまで熱したリベットという部材を通します。その後ハンマーで打つとリベットがつぶれて穴にしっかりと収まるので部材同士が接合されます。ボルトやネジとは異なって一度接合すると壊れるまでそのままです。
しかしリベット接合はハンマーで打つ際にとてもうるさく、何より時間がかかります。そういった難点があったリベット接合に代わる物として現在一般的となった高力ボルト接合が開発されたそうです。

ということで次は『リベット接合』の『う』です。

 

Female shipyard worker swings a heavy hammer to drive a rivet into place while another female shipyard worker holds the rivet in place during construction of a ship in the Pictou shipyard. / Travailleuse enfonçant un rivet à l'aide d'un lourd marteau pend


Setting the Rivet / Peat Bakke

By , 2011年8月18日

遣り方

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ハリウッド映画とかでも、大富豪の隠れ家的な感じで摩天楼のペントハウスが出てきますよね。実際にあるかどうかは分からないけど、ペントハウスに一度住んでみたい。さて、『ペントハウス=搭屋』の『や』ということで、『遣り方」で。

基礎工事などを行う前に、壁や柱の中心、高低などを木杭に打ち付けた貫板に標示する仮設工事のこと。
建物を位置を決定するための大事な大事な仮設工事。この遣り方のやり方を間違えてしまうと、あとあとから修正することができなくなることもあるから、かなり重要。
長方形の建物の遣り方のときは、ちゃんと長方形(角が直角)になっているかを確かめるために、対角線を測って、同じ長さであることを確認しましょう。

つぎは、『遣り方』の『た』です。

By , 2011年8月15日

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