Category: 構造系

一間

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そうですね。私も建築を学んできましたが、実際にお客様のお部屋を探すとなると教科書に書いてあるような模範的なものだけでないんですよね。それぞれ理想とする住まいは異なる為、それにピッタリあった物件を見つけ出すのは大変な事だけど、とてもやりがいはあると感じております。
しりとりは『い』ということで『一間』。

一間は「いっけん」と読みます。古くから建築の長さの単位として使われてきました。
一間は6尺となりますが、さて1尺ってなんだっけ・・・?1尺をメートル法に直すと約303mm。よって一間をメートル法で表すと1820mmとなりますね。
この1820mm(もしくは半間と呼ばれる3尺=910mm)というのが、現在の建物の基準となっております。畳(横の長さ)やふすま2枚分の長さが1820mmとなっているため、設計図の寸法は1820mm(910mm)間隔で取っていきます。

次は・・・と言いたいところですが、今回のしりとりで『ん』がついてしまった為にこれでおしまいです。

金丸さんにはお忙しい中、約1年間ブログにお付き合い頂き心より感謝致しております。また、毎回画像を挿入して明るいブログにして下さった若菜さん、本当にありがとうございました。

次はどんなブログにしようか検討中ですが、引き続き建築に関われたらいいなと思っております。

Japanese traditional style house / 古今伝授の間(こきんでんじゅのま)
Japanese traditional style house / 古今伝授の間(こきんでんじゅのま) / TANAKA Juuyoh (田中十洋)

By , 2012年3月27日

筋かい

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さすがハウスメーカー勤務の金丸さん!今度ぜひハウスメーカーでの業務内容・アフターサービスについて現場の声を聞かせて下さい。
しりとりは『ス』ということで『筋かい』について。

土台、柱・桁などを組んでいくと枠組みだけ出来ますが、それでは地震や風圧などで水平に力が働いた際に変形してしまいます。ですので、どの方向からの水平力に対しても抵抗出来るように「筋かい」と呼ばれる斜めの部材を配置します。
私は木造では組んだことがありませんが、実際に鉄骨造や足場を組んだ時にも筋かいを配置するだけでガッチリと固まって安定するんですよね。

つぎは『筋かい』の『い』です。

 

By , 2012年2月15日

カーテンウォール

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昨日はおいしい日本酒を飲みすぎました。荏原中延駅においしい日本酒のお店がオープンしました。
名前は、「かもすや酒店」。荏原中延駅改札を出て、右側の牛丼吉野家さんの2階のお店です。
日本全国各地のお酒、日本酒に良く合う食事、オシャレな空間を満喫できます。

さて、しりとりですが『か』ということで、『カーテンウォール』で。

カーテンウォール と は、建築構造上取り外し可能な壁であり、建物の自重および建物の荷重はすべて柱、梁、床、屋根等で支え、建物の荷重を直接負担しない壁のこと。
1950年代にはアメリカのオフィスビルに採用されていた。あのワールドトレードセンターもカーテンウォール。個人的に好きなカーテンウォールの建物は、ミース・ファン・デル・ローエの「シーグラムビル」かな。

つぎは『カーテンウォール』の『ル』です。

 

シーグラムビル

By , 2012年1月25日

束(つか)

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皆様あけましておめでとうございます。
当サイトは、目指せ建築用語集ということで毎週水曜日にしりとり形式で更新させて頂いております。
今年ものんびり更新させて頂きますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。
しりとりは『つ』ということで『束(つか)』。

木造建築で『束』といいますと、床束・小屋束・吊り束など色々ありますが、全て横架材を支える為に設ける短い柱のことをいいます。
原則的に束は断面9cm角程度で、90cm間隔で配置していきます。
ちなみに床束は1F床の荷重を地面に伝える役割を担い、小屋束は屋根の荷重を梁に伝える役割を担っています。
束は柱と同じく垂直に建てる部材のため倒れたり、ずれないように横架材で固定する必要があります。(床束:根がらみ貫、小屋束:筋かい)

次は『束』の『か』です。

 

束

Weblioより

By , 2012年1月18日

逆梁工法

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この打ち継ぎというのは、なかなかの曲者で、コンクリートが液体だから、想定通りにはいかないんですよね。現場では結構苦労しました。さて、『打ち継ぎ』の『ぎ』ということで、『逆梁工法』で。

鉄筋コンクリート構造の壁式工法において、通常では天井面から下側に梁があります。梁は構造体ですので、欠損することはできません。よって、天井面いっぱいに開口部をつくることが本来はできません。しかし、この逆梁工法を採用することで、天井面より上側に梁を配置するので、天井面までの開口部をつくることできます。デザイン的にカッコよくて、スッキリとした空間をつくることはできますが、構造計算や現場の段取りはかなり大変な工法です。

つぎは『逆梁工法』の『う』です。

逆梁工法

(株)不動産流通研究所より

 

By , 2011年12月21日

打ち継ぎ

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学生時代に丹下健三を学んで、実際に見に行ったのは「東京カテドラル」。外観が大変特徴的な建物ですが、中に入ってみるとトップライトから漏れる光の感じがとても印象的でした。
しりとりは丹下健三の『う』ということで『打ち継ぎ』です。

鉄筋コンクリート造は、鉄筋を組んだ後に型枠を組み立てて、その中にコンクリートを打設していきます。
出来る限りコンクリートは一度の打設で完了するのが一番ですが、大規模の建物や急な天候の変化により何回かに分けて行う必要が出て来ます。これをコンクリートの「打ち継ぎ」といいます。
打ち継ぎ部分は、一度硬まったコンクリートに生のコンクリートを打設する為完全な一体化が計りにくいと言われています。[※一体化しない継ぎ目のことをコールドジョイントといいます]
そのため、地震や荷重がかかった時の最大の弱点になるので、打ち継ぎの作業は比較的に加わる力が小さい所で慎重に行わなければなりません。

次は『打ち継ぎ』の『ぎ』です。

打ち継ぎ

By , 2011年12月14日

豆板

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そういえば金丸さん、最近iPhone4Sに変えたそうですね!スマートフォンは憧れるけど、自分は機械音痴なので手にすることは随分先になるでしょう・・・
えっと、しりとりはスマートフォン・・ではなく、居間の『ま』ですね。久しぶりの施工系で『豆板』にします!

豆板とは、別名:ジャンカとも呼ばれるコンクリートの不良品です。コンクリートの品質・打ち込み・締め固め等が原因で、モルタルと粗骨材が分離し、粗骨材だけ固まったりモルタルが均等に行き渡らない状態をいいます。
この豆板が起こると粗骨材が表面に浮き出るため、外見の悪さだけでなくコンクリートの強度が出なかったり、隙間から空気や水分が入り込み中の鉄筋が錆びる原因ともなります。
以上のことから豆板はコンクリートの天敵であり、工事に関わる全ての方法が原因の1つになりかねないので充分に気を付けなければならないのです。

次は『豆板』の『た』です。

 

Broken window 1
Broken window 1 / crabchick

 

By , 2011年11月30日

茶室

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私は日本の建築も素晴らしいのだから、ヨーロッパを見習って改修工事・リノベーションのみで町並みを残せばいいのにと思うのですが・・・やはり法規とか都会の人口密度を考えると不可能なのでしょうか。
ということで今回は日本建築。『ち』ということで『茶室』です。

茶室はお茶をお客様に振る舞うための空間なのですが、奈良時代にお茶が日本に伝わった時は大変高価だったため武家や公家だけがたしなむ特別なものでした。ですから茶室の大元も今イメージする物とは異なる書院造りのような厳格な雰囲気だったそうです。
そのうち町人出身の茶人(武野紹鴎や千利休)の時代になると、土壁が用いられ親しみやすい現在の空間が生まれたと言われています。
茶室の広さは4畳半を基準にし、それより小さなものを小間。大きい物を広間といいます。
学生時代に先輩たちが茶室を建てたことがあって、それはもう圧巻的でした!和風建築が好きな私はとても気に入って、こっそり茶室でお昼寝をしたこともありました。なつかしいなぁ・・

ということで次は茶室の『つ』です。

Japanese style tea room / 茶室(ちゃしつ)
Japanese style tea room / 茶室(ちゃしつ) / TANAKA Juuyoh (田中十洋)

By , 2011年10月19日

トラス

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ウォルナットという材料は初めて聞いたので調べて見たのですが、とても落ち着いた色合いで気に入りました。特にウォルナットを用いたフローリングは渋くて格好良かったです!
「と」ということで、しりとりは「トラス」です。

鋼構造といえば骨組みに鋼材を用いた構造ですが、その中でも構造形式は2つに分けられます。今回は、その中の「トラス」構造です。
一般的に住宅で使われる鋼構造というと思い浮かぶのはもう一つの「ラーメン」構造かと思うのですが、トラスは名古屋ドームや体育館の屋根などの大規模建築に使用されることが多いのです。そして有名な塔はみんなトラス構造ですね。(エッフェル塔・東京タワー・スカイツリー)
それらになぜこんなにもトラス構造が使われているかというと、ラーメン構造と違って軸力しか部材に作用しないので(ラーメンは3種類の力が生じます)、細い部材でも力を生かすような組み方をすれば大規模な屋根でも覆うことが出来ます。
なにより、トラスは細い部材が連なることで生み出される意匠性にも優れているのでデザインも重視される建築物に使用されるんですよね。
ちなみに軸力しか生じないと言いましたが、構造計算は意外とやっかいで私は正直大嫌いでした。簡単な構造計算も全然理解出来ずにテストに挑んだら見せられない点数だったのは苦い思い出です。

長くなりましたが、次は「トラス」の「ス」です。

東京タワー
東京タワー / 柏翰 / ポーハン / POHAN

By , 2011年9月17日

水セメント比

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もう100回ですか!なんかあっという間だ・・・でも、いつかオリジナルの建築用語集みたいになるといいですよね。
『み』ということで今回は『水セメント比』です。

コンクリートは圧縮力に強いと言われていますが、コンクリートの圧縮強度は水セメント比で大きく左右されます。
この水セメント比とは、骨材同士をくっつけている「セメントペーストの中の水分量」と「セメント」との質量比を指します。(水セメント比=水÷セメント×100 で算出出来ます)
この比が小さくなるほど圧縮強度は大きくなります。反対に比が大きくなればなるほど、強度や耐久性・感想による収縮性などに好ましくない影響を与えるので圧縮強度が弱くなるのです。
ちなみに以前出てきたコンクリートの中性化も、水セメント比が小さいと防ぎやすくなるそうです。

次は『水セメント比』の『ひ』です。

By , 2011年8月30日

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