イサム・ノグチ

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つい数日前、「贈与税」という言葉を朝のニュースで耳にしたばかりです。震災の影響(液状化)により大変な損害を受けた浦安周辺は、土地を子孫へ残しても価値がほとんどないそうな・・・だから、せめてその際に掛かる贈与税が少なくならないかと議論になっているそうですね。
贈与税の『い』ということで、建築家の『イサム・ノグチ』です。

アメリカ生まれの日系アメリカ人(父は日本人・母はアメリカ人)であるノグチはコロンビア大学で医学を専攻するも、一方で夜間のレオナルド・ダ・ビンチ美術学校で彫刻を学んだ。
卒業後は彫刻活動をする一方でハーマンミラー社のジョージネルソンの依頼でテーブルをデザインする。この時のノグチ・コーヒーテーブルは一度廃盤になっているが、多くのファンによる要望により復活し「テーブルの傑作品」とまで言われているそうです。
ちなみに広島平和記念公園の慰霊碑にノグチのデザインが選ばれたにも関わらず、アメリカの人間を理由に選考からから外れ、後にアメリカ大統領の慰霊碑を設計すると日系人を理由に却下されるという経歴をもつ。

次は『イサム・ノグチ』の『ち』です。

By 2011年11月6日

テラゾー

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え・・寺社建築て金物使っているんですか・・・?なんかショックです笑。何回か継ぎ手・仕口部分を作ったことはありますが、あの木材同士がピッタリとはまる瞬間は良いですよね。
『て』ということで、『テラゾー』です。

テラゾーとは、人造大理石の別名です。大理石を粉砕して出来たかけらや粉などを白いセメント等で固めた加工石。
天然石を混ぜるのでデザイン性にも優れており内装材などにも使用されるテラゾーですが、セメントを使用するため施工現場で形に合わせて作れるので人気が高いそうです。
最近キッチンカウンター・洗面台などにも用いられる人工大理石とは異なり、本物の大理石を含んでいるためメンテナンスが必要になることもあるそうです。
※人工大理石:アクリル樹脂やポリエステル樹脂を主成分とした大理石の代わりに作られた人工素材。大理石の成分は一切入っていない。

次は『テラゾー』の『ぞ』です!

glass.terrazzo
glass.terrazzo / orphanjones

By 2011年10月30日

茶室

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私は日本の建築も素晴らしいのだから、ヨーロッパを見習って改修工事・リノベーションのみで町並みを残せばいいのにと思うのですが・・・やはり法規とか都会の人口密度を考えると不可能なのでしょうか。
ということで今回は日本建築。『ち』ということで『茶室』です。

茶室はお茶をお客様に振る舞うための空間なのですが、奈良時代にお茶が日本に伝わった時は大変高価だったため武家や公家だけがたしなむ特別なものでした。ですから茶室の大元も今イメージする物とは異なる書院造りのような厳格な雰囲気だったそうです。
そのうち町人出身の茶人(武野紹鴎や千利休)の時代になると、土壁が用いられ親しみやすい現在の空間が生まれたと言われています。
茶室の広さは4畳半を基準にし、それより小さなものを小間。大きい物を広間といいます。
学生時代に先輩たちが茶室を建てたことがあって、それはもう圧巻的でした!和風建築が好きな私はとても気に入って、こっそり茶室でお昼寝をしたこともありました。なつかしいなぁ・・

ということで次は茶室の『つ』です。

Japanese style tea room / 茶室(ちゃしつ)
Japanese style tea room / 茶室(ちゃしつ) / TANAKA Juuyoh (田中十洋)

By 2011年10月19日

ルービックキューブ

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今回はちょっと番外編
ということで、『ルービックキューブ』!意外と建築と全く関係が無いわけではないみたいですよ。

ルービックキューブは言わずと知れた、3×3=9の色が付いた正方形で構成された立体のパズルです。
ばらばらにした6色の色をどれだけ早く揃えられるかを競うのですが、私は揃えられた試しがない!(勝てない勝負は挑まないので)
ちなみにこの6色の色は皆さん言えますか?一応正式に決められているそうですよ。答えは、赤・白・青・緑・黄・オレンジだそうです。
こちらのルービックキューブを発明した人はハンガリーの建築学者であった「ルビク・エルネー」が考案したそうです。ルビク・エルネーはルービックキューブの他にも数々の立体パズルを発明しているそうです。
ルービックキューブの起源は、エルネーがドナウ川の流れを見ていて思いついた三次元幾何学を説明するための「動くモデル」だったそう。
ルビク・エルネーは建築を大学で学んだ後、屋内建築や彫刻などの研究をしていたので、そういった研究の中で身についた立体的な感覚がなければこんな発明は出来なかったのではないでしょうか。

ということで次は『ルービックキューブ』の『ブ』です。

By 2011年10月9日

ルーフィング

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ヘルシンキの建築物は、アールヌーボーがよく取り入れられていたそうですね。またこの辺の内容もうんちくに書けたらいいなぁ。(勉強不足で内容が薄いかも知れませんが)
しりとりは『る』ということですが・・・中々説明できそうな単語がなくなってきましたね。なんとか絞り出して『ルーフィング』。

ルーフィングとは住宅などの屋根の部分に用いられる材料(屋根葺き)で、雨水や湿気から屋根を守る役割を担います。
住宅の屋根には瓦や化粧スレートなどが用いられますが、それだけだと雨などが降った時に隙間から浸透して漏れてしまう場合があります。その為、瓦などの屋根材を葺く前にルーフィング材を敷いて浸透してきた雨水を防ぎます。
ルーフィング材の中でも、フェルト状の原紙にアスファルトをしみこませたアスファルトルーフィングが多く用いられています。

次は『ルーフィング』の『グ』でお願い致します。

By 2011年9月28日

トラス

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ウォルナットという材料は初めて聞いたので調べて見たのですが、とても落ち着いた色合いで気に入りました。特にウォルナットを用いたフローリングは渋くて格好良かったです!
「と」ということで、しりとりは「トラス」です。

鋼構造といえば骨組みに鋼材を用いた構造ですが、その中でも構造形式は2つに分けられます。今回は、その中の「トラス」構造です。
一般的に住宅で使われる鋼構造というと思い浮かぶのはもう一つの「ラーメン」構造かと思うのですが、トラスは名古屋ドームや体育館の屋根などの大規模建築に使用されることが多いのです。そして有名な塔はみんなトラス構造ですね。(エッフェル塔・東京タワー・スカイツリー)
それらになぜこんなにもトラス構造が使われているかというと、ラーメン構造と違って軸力しか部材に作用しないので(ラーメンは3種類の力が生じます)、細い部材でも力を生かすような組み方をすれば大規模な屋根でも覆うことが出来ます。
なにより、トラスは細い部材が連なることで生み出される意匠性にも優れているのでデザインも重視される建築物に使用されるんですよね。
ちなみに軸力しか生じないと言いましたが、構造計算は意外とやっかいで私は正直大嫌いでした。簡単な構造計算も全然理解出来ずにテストに挑んだら見せられない点数だったのは苦い思い出です。

長くなりましたが、次は「トラス」の「ス」です。

東京タワー
東京タワー / 柏翰 / ポーハン / POHAN

By 2011年9月17日

温水暖房

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安藤忠雄さんについては学生時代よく耳にしました。そういえば、ボクサーになるか建築家になるか迷って結局建築家になったという、ちょっと変わった方ですよね。
しりとりは『お』ですが、『温水暖房』で。

温水暖房は、エアコンやストーブなど局所から暖めるのではなく、全体にまわるような中央式の暖房装置です。
加熱装置で発生させた70~80℃の温かい温水をパイプを通して各室内に送って、放熱器によって温水の熱を放出して暖める方式になっています。
温水暖房といえば、床暖房にはよく温水式を用いられます。一般的な電気式の床暖房と比べると予熱に時間がかかってしまいますが、部屋を均一に暖めることが出来ます。
ちなみに一般的なマンションで電気式床暖房の方が用いられる理由としては、施工法がヒーターパネルを設置するだけなので手軽で安く導入出来るからだと思います。
しかし、今はエコと節電の時代。これからは無駄な電力を使わない温水暖房も増えてくるかも知れないですね。

次は『温水暖房』の『う』です。

By 2011年9月11日

ドライエリア

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私も小さい頃木造の一軒家に住んでいたときは水道ホースでそこら中(ご近所さんの敷地含め)に水をまいていたのを思い出しました。打ち水を行うだけでコンクリートが冷えてそこに風が通るととっても涼しいんですよね・・・ヒートアイランドといわれている都心部では毎日水をまく専用車みたいな物が通ればいいのになぁ。
しりとりですが『ド』ということで『ドライエリア』です。

デザイナーズ物件でもよくある地下階のお部屋ですが、こちらには必ずといっていいほどドライエリアがついていますね。
通常、地下の居室を設けることは認められないのですが建築基準法では一定のドライエリアスペースを設ける事により採光を得ることが出来、なおかつ避難経路も確保が出来るので地下室を居室として使うことが可能なのです。
地下に居室空間を持ってくると、万が一の時(地震や火災)共用階段が使えなくなると避難が大変困難になります。ですのでドライエリアにはハシゴなどが設置されており、そこから外へ避難できるようにもなっています。
基本的には暗く湿気が多いというイメージの地下のお部屋ですが、ドライエリア次第ではそのイメージが大きく変わるかも知れませんね。

次は『ドライエリア』の『あ』です!

By 2011年9月1日

水セメント比

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もう100回ですか!なんかあっという間だ・・・でも、いつかオリジナルの建築用語集みたいになるといいですよね。
『み』ということで今回は『水セメント比』です。

コンクリートは圧縮力に強いと言われていますが、コンクリートの圧縮強度は水セメント比で大きく左右されます。
この水セメント比とは、骨材同士をくっつけている「セメントペーストの中の水分量」と「セメント」との質量比を指します。(水セメント比=水÷セメント×100 で算出出来ます)
この比が小さくなるほど圧縮強度は大きくなります。反対に比が大きくなればなるほど、強度や耐久性・感想による収縮性などに好ましくない影響を与えるので圧縮強度が弱くなるのです。
ちなみに以前出てきたコンクリートの中性化も、水セメント比が小さいと防ぎやすくなるそうです。

次は『水セメント比』の『ひ』です。

By 2011年8月30日

大梁・小梁

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金丸さんは建築家の名前をよく知ってらっしゃるので、更新を見た私もとても勉強になります!
さて、初登場の『お』ですが、真っ先に出てきた構造部材『大梁(おおばり)と小梁(こばり)』について書かせて頂きます。

まず梁という部材は建物の水平面を構成するのですが、床自体の荷重やそこで生活する人・家具の荷重を柱に伝える構造上とても大事な役割を担っています。これを床梁といいます。(屋根からの荷重を伝える梁もあるのですが、そちらはまたの機会にでも。)
床を支える梁には今回の「大梁」と「小梁」に分けられます。柱に床の荷重を伝える為に大梁は柱と柱の間にかけられます。(必ず梁間の小さい方へ掛け渡す)そうすると集中的に大梁に荷重が掛かるので、大梁の上の直角方向へ小梁を1.8m間隔で取り付けると床の荷重を均等に大梁へ伝えられるようになります。
簡単に言うと、床の荷重→小梁→大梁→柱→土台といった感じです。

それでは次は『大梁・小梁』の『り』です。

 

 

hari

100_0462
100_0462 / misawakatsutoshi

By 2011年8月27日

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